堆肥枠を作る。
近所の畑などで見かけるものに倣い、最初はベニヤ板あたりで適当に作るつもりでいたのだが、検索して見つけた、水田の畦の補強に使う「あぜ波板」を使って作る方法が、より安価で、ベニヤで作るよりも長持ちしそうだったので、参考にしてみた。
あぜ波板2枚を組み合わせて円筒状にしたものを3組作り、マイカ線を周囲に回して補強する。
これを積み重ね、回したマイカ線の隙間に、赤松の胴縁(40×16×200)を2本、20センチに切りそろえたものを計20本、波板の凹みに合わせ、等間隔に差し込んで固定する。材料費の総額は3000円くらいだった。
1000Lくらい入る。
堆肥と言っても、材料のほとんどは分解に長い時間を要する生木なので、出来上がったものは窒素分が少なく、植物の成長を阻害するフェノール類などが残っている。未熟であるために、これを堆肥として施せば、土中で有機物を餌としている菌類と作物が窒素を奪い合って、作物に窒素飢餓を起こす。つまり、堆肥としては使えない。そもそも、こんな大量の堆肥を使い尽くせる程の作物を育てていないし、土地もない。
使いもしない、使えもしない堆肥モドキをこんなに作ってどうするんだろうな。
ミミズもコガネムシの幼虫も湧かず、野天に晒して草も生えないような土なので、敷き詰めれば雑草対策になるかもしれないね。