生ゴミや庭木の剪定くずを市のゴミ回収に出すのがなんとなく嫌で、なるたけ土に還すようにしていた。土のう袋に入れて放置していただけだけれど、5年も10年も続けていたら、とてつもない量になってしまって、置くところも無くなってきたので、庭の片隅に、堆肥枠を作ってまとめることにした。

近所の畑などで見かけるものに倣い、最初はベニヤ板あたりで適当に作るつもりでいたのだが、検索して見つけた、水田の畦の補強に使う「あぜ波板」を使って作る方法が、より安価で、ベニヤで作るよりも長持ちしそうだったので、参考にしてみた。



あぜ波板2枚を組み合わせて円筒状にしたものを3組作り、マイカ線を周囲に回して補強する。



これを積み重ね、回したマイカ線の隙間に、赤松の胴縁(40×16×200)を2本、20センチに切りそろえたものを計20本、波板の凹みに合わせ、等間隔に差し込んで固定する。材料費の総額は3000円くらいだった。



1000Lくらい入る。


堆肥と言っても、材料のほとんどは分解に長い時間を要する生木なので、出来上がったものは窒素分が少なく、植物の成長を阻害するフェノール類などが残っている。未熟であるために、これを堆肥として施せば、土中で有機物を餌としている菌類と作物が窒素を奪い合って、作物に窒素飢餓を起こす。つまり、堆肥としては使えない。そもそも、こんな大量の堆肥を使い尽くせる程の作物を育てていないし、土地もない。

使いもしない、使えもしない堆肥モドキをこんなに作ってどうするんだろうな。


ミミズもコガネムシの幼虫も湧かず、野天に晒して草も生えないような土なので、敷き詰めれば雑草対策になるかもしれないね。

読まれている記事




※Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。