Bloggerの嫌いなところ。
  1. Urlが長い。パーマリンク自動生成が日本語だと意味がない。
  2. テーマをいじるのが面倒くさい。
暫く更新が止まったからGoogle+みたいにサービス終了するかなと思ったけどダッシュボードとかいろいろ変わってるので暫くは残るらしい。もっと使い勝手の良いシンプルなサービスを新規に立ち上げてほしかった。

10月の終わりに八事の方で父の知人と会うことになったので、手土産にしようと思って、途中、覚王山の「吉芋」さんに寄って、個人的にもずっと食べてみたいと思っていた名物の芋けんぴを買ってみた。


椙山女学園近くにある店は小さくて、三人も入ると窮屈に感じてしまう。試食があったので、いくつかつまんでみたが、想像と食感が全然違っていた。固いのだ。

よくある普通の芋けんぴに比べると、半分ほどの太さしかないのに、とにかく固い。飴玉を噛み砕くより固い。食べ終わる頃には顎が痛くなってくるくらい。

これは御高齢の方には気軽に勧められないなと思って、手土産にするのは諦めて、いくつか、自分用に買っていくことにした。


店には、看板商品である、針状の芋けんぴに飴をまぶした「花火」のほかに、ポテトチップスみたいな、さつまいもを薄くスライスして揚げたもの並んでいた(こちらも見た目以上に固い)、それに花椒をまぶしたやつに、「新商品」と書いてあったので、それと、道すがらつまもうと思って、飴のかかっていない「塩花火」というのを買った。


一般に、サツマイモは、焼き芋のイメージで、甘みのある食材だと思われがちだが、 生のサツマイモはたいして甘くない。焼いたサツマイモが甘いのは、加熱することで、サツマイモの酵素が働いてデンプンが糖に変わるからだ。

吉芋の芋けんぴの、この、ガラスを喰むがごときの食感は、おそらく、高温の油で一気に加熱、短時間で水分を飛ばすことで得られるものだろうが、そのせいで、サツマイモらしい風味が損なわれているように感じた。

あまり油っぽくないのも食感にはマイナスなのではないか。

ジャガイモも旨味に乏しい食材だが、塩をまぶしただけのポテトチップスが美味しいのは、ジャガイモの細胞組織がもろく、揚げ油を良く吸い込むからだと思う。味覚の研究者の中には「油味」を第6の味覚に推すものもあるくらいだ。

「塩花火」という名前から想像できるほどには、塩味も感じない。表面がカラリとしているから、塩がからまないのよな。

足りない旨味は、化学調味料をごく少量加えたり、昆布や黒砂糖の粉末を加えることで補うことができるだろうし、塩も粉末のものを使えばいくらか絡みが良くなると思うんだけど、そういう小細工しないのが「売り」でもあるんだろうね。


花椒風味の芋けんぴはなかなか美味しかった。塩花火同様に、もう少し粉末を細かくしたほうが花椒の風味をよく感じられて良いだろうがなぁとは思った。あと、芋けんぴにはわさびなんかも合うような気がする。賞味期限が2週間くらいあるので、贈答品向きでもある。(「花火」のほうは賞味期限が3日しかない)




次は飴がけのほうと、大学芋を買おうと思う。昔はこのあたりよく通ったので記憶にあるけど、できたばかりの吉芋は「大学芋の美味しい店」だったんだよ。たしか。


春日井市桃山町にある雇用促進住宅の一角に、コンクリート製の奇妙な構築物がある。高さ1メートル50センチ程度の四角錐台状で、天頂部は平らではなく、ややドーム状に盛り上がっている。



例によって、この正体がわからない。おそらく「何か」を格納しているものと思われるが、周囲に扉のようなものが一切見当たらない。つまり、中に入っているのは恒常的なメンテナンスを必要とするようなもの、たとえば電気・ガス・水道などのインフラ設備や計器類などではない。

四角錐台状と書いたが、天地を除く4面のうち、後ろのフェンスに面した部分だけ傾斜がなく、ほぼ垂直になっており、この構築物が作られたのは背面のフェンスより後のことのようだ。

よく見ると天頂部分には水平に亀裂が走っていて、蓋のようにも見える。




雇用政策における住宅供給事業は廃止が決まっており、桃山町の当該施設も、現在は誰も住んでおらず、敷地も封鎖され、立ち入りができないようになっている。

この謎のピラミッドも、近々撤去されるのだろうか。


香流のドン・キホーテの向かいに、廃業?した建具屋さんのビルがある。その隣に、既に更地になってしまっているが、そこの工房がかつて存在しており、その解体直前、たまたま通りかかって、その軒下に、使いみちのよくわからない工作器具らしきものがかかっているのを見つけて、気になったので写真を撮った。



この、銀杏の葉のような、魚のヒレのような形をしたものはなんだろうか。


何かの道具だと仮定して、建具屋さんで使われていたものであることだけはわかっているので、菱形の木組みを足掛かりに、いくつか建具屋さんのサイトをめぐってみた。すると、建具の技法のひとつである、「組子」とか「指物」とか呼ばれる、細木を格子に組み合わせた細工ものを取り扱う建具屋さんのサイトの画像に、これとよく似たものがあるのをみつけた。

https://candielost.tumblr.com/post/172133557457/httpwwwkofukuanjpproductsdetailphpproduct



道具じゃなかった。

これは、投網組子という、建具ではよく使われる意匠のひとつらしい。吊るし干しの漁網を象った、干網組子というものもある。建具の世界に明るい人に尋ねたなら一発だったろう。

香流で見たものは障子に組み込むものにしてはサイズが大きく、細工も大味なので、職人教育用の見本としたものか、あるいはどこかで看板代わりに使われていたものかもしれない。投網の意匠は富を漁る縁起物として、酉の市の「熊手」同様、商売人に人気があったのではないか。


https://candielost.tumblr.com/post/172162444917/この本館松一の間には付書院の小障子に富士山と干し網の組子細工が施されている金運や幸運を

https://candielost.tumblr.com/post/172162608102/この作品は30歳の時に製作したものです木工機械の進歩に伴い多くの秘伝とされた技術が機械にとって代わ

1月6日は、キリスト教の「公現祭」、つまりイエス・キリストの顕現を祝う日である。日本では12月25日の聖誕祭のほうが有名で、より広く知られているが、どちらもつまり、イエス・キリストが生まれたとされている日だ。

なんで誕生日がふたつあるのかようわからんが、当の教会もようわからんかったらしく、どっちも採用した結果、間の約二週間がいわゆるクリスマス休暇となっている。


その公現祭の日に、フランスでは「ガレット・デ・ロワ」というお菓子を食べる。フランス語で「王様のケーキ」という意味の、紙でできた王冠をかぶった、アーモンドクリームの詰まったパイだ。

アーモンドクリームの中には、フェーブ(※そら豆)という、陶器でできた小さな人形が隠されていて、切り分けた時に、これが入っているものを引き当てた者は、一年の幸福を得ることができるといわれているらしい。


「イベント」と「食い物」の組み合わせが大好きな日本人が、これに目をつけないはずもなく、ここ何年かの間に日本でも流行りそうな気配を見せている。今季はついにコンビニ大手の一角ローソンが期間数量限定で商品ラインナップに加えた。

クリスマスにケーキを食べそこねたので、代わりにと思って、年明け、近所のローソンを何軒か回ってみたのだが、どこも売り切れだった。そのあと近所の洋菓子店も探して、なんとか手に入れることができた。流行りそうな気配ありと言っても、クリスマスからそんなに間がないし、クリスマスケーキほどは売れないだろうからな。小さな店は手を出しづらいのだろうね。


写真などから、月餅のような、中身のずっしり詰まった重たいお菓子を想像していたが、箱から出てきたのはサックサクのパイだった。あまりにもサックサクで、きれいに切り分けるのが難しい。サックサクのパイもおいしいけれど、このケーキに関しては、あまりパイ生地が膨らまぬように焼くほうが良いような気もする。

中身は卵黄の香りの素朴なアーモンドクリームで、子供が食べることを意識してか、洋酒の類の使用はないようだった。4つに切り分けて、一日ひとかけづつ食べることにした。



アーモンドクリームの中には、ちゃんと陶製のフェーブも入っていた。思ったより小さくて、なかなか精巧にできている。これはコレクター魂が疼くだろうなと思った。店によっては特注のものを用意したり、人気の工芸作家とコラボレートしたりすることもあるようだ。沼が深い。


情緒はないが、製菓用品の専門店に行けば、このフェーブだけを買うこともできる。通販が可能な店もある。ただし、日本でこれを中に埋め込んだガレット・デ・ロアを焼いて提供することは、食品衛生法上、問題がある可能性がある(第6条4項)。このことは、ちゃんと商品説明にも書いてある。

だから、日本でガレット・デ・ロアを買うと、フェーブはパイの中には入っておらず、フェーブだけ別包みになっていることが多いようだ。注意書きがあればじゅうぶんだと思うけどねぇ。




ローソンのガレット・デ・ロアには陶製のフェーブの代わりにアーモンドが入っていたようだ。もちろんコストの問題が大きいが、陶製のフェーブを使用して、誰かひとりでも誤飲で気道閉塞でも起こそうものなら賠償と商品の回収で利益が吹っ飛びかねず、コンビニのような、不特定多数相手の商売では、なおのこと、難しいのだろう。


昨年末、山梨の親戚に、遅れに遅れた両親の香典返しとか、御礼とかお別れとか、もろもろ込めてみかんを贈った。

山梨は言わずと知れた果樹王国だが、柑橘類はあまり栽培されておらず、もらった手紙に「骨折した」と書いてあったので、みかんが良いと思った。オレンジや温州みかんが多く含むカロテノイド「β-クリプトキサンチン」には、近年様々に健康効果が謳われていて、そのひとつに骨粗鬆症の予防可能性を示すものがあったからだ。この手の話で信頼できるものはそう多くないと思うけど。


それで、美味しいみかんの口コミなんかを集めてみたのだけど、みかんって、安いんだよね。いわゆる高級ブランドみかんでも、何千円とかするわけじゃない。贈る相手は高齢の女性で、もう何年も年賀状のやり取りくらいしかしておらず、家族構成もよく分からない。そんな相手に10キロも20キロも箱でみかんを送りつけるのは迷惑だろう。美味しいみかんてすぐにカビるからな。


考えあぐねていたところ、「紅まどんな」というみかんが目にとまった。

正確には温州みかんではない。「南香」と「天草」というタンゴール二種を掛けあわせて作られた品種で、温州みかんとオレンジ双方の特徴を併せ持つ。販売元の説明書きにはスマイルカットで食べろとあり、皮をむいてそのまま食べられる温州みかんより、オレンジや伊予柑に近いもののようである。

外皮が厚いのであれば、日持ちも少しは期待できる。何より一個あたり数百円と、お値段がいい。


さっそくポチって送ったのだが、自分でもひとつ食べてみたくなって、デパ地下にある高級フルーツ店とかにならあるだろうと思って行ってみたらあった。一個、900円くらいした。さすがにみかん一個に出せる値段じゃないなと思って買わずに帰ったのだが、そのあと近所のスーパーでも売っているのを見つけた。




大きいのは二個580円、小さいのは一個158円だった。

デパ地下で見かけた高級品との価格差に、同じ品種のみかんなのかと疑いたくなるが、すべて店頭では「紅まどんな」として売られていたものだ。買ってきたものを比較すると、大きい方は果皮に独特の香りがあり、小さい方にはない。


食べ方にある通り、スマイルカットにしてみた。オレンジとは違って薄皮の存在はほぼ感じられず、そのせいで少しカットしづらい。

食べてみた感想は、「あっさりしたオレンジ」といった感じ。酸味や苦味が少なく、甘さも控え目。この時期の柑橘類はだいたい糖度の高さを売りにしているので、あまり甘くないと感じるのは規格外のB級品だからかもしれない。「紅まどんな」はもとより選別品種で、規格外のものは「あいか」という品種名で流通するようだが。

パッケージにあった「プルプル食感」とか「ゼリーみたいな」とかいう謳い文句には、それに、「やや固めで弾力のあるもの」を思い浮かべる派閥に属するものとしては違和感を覚える。

やはり一個900円出さねばならんかね…。


Twitterで、ロッテの「爽・冷凍ぶどう味」が、「雑巾みたいな味」とか「おっさんの汗の臭い」とか、食いもん(アイス)にあるまじき表現で酷評されているのを見かけた。

8月発売の梨フレーバーと入れ替えに、店頭からは「冷凍ぶどう味」の爽はほぼ消え失せていたが、地元の商店を何軒か回って売れ残りを確保、期待を込めて食してみたが、残念ながら、どれもフツーにおいしいシャーベットだった。話が違う。


検索タイムラインを遡るに、このアイス、発売当初から購入者の評価を二分していたようだ。

酷評側の意見の中に、強すぎる匂いを指摘するものが目立つことから、この評価の違いは、主に個人の感覚や好みの違いに起因するものではなく、実際に、仕様と異なる事故商品が、メーカに補足されないまま、市場に一部が流通した可能性もある。




香料が配分や分量を間違えて使用された、あるいは機械や容器の洗浄が不十分だったために、以前使用した別の香料と混ざった状態で使用された、などが異臭の原因として考えられるかもしれない。


実際、事故があったと断定はできないし、香料の配合ミス程度、「基準値」以下の使用なら何ら問題ない話ではある。

これだけ酷評する声があって、メーカーにクレームのひとつも届かなかったってことはないと思うが、回収騒ぎのようなことは起こらなかったようだ。

SNSは虫や金属片の混入のような、見た目にわかりやすい事案なら容易に炎上するが、今件では製造上のトラブルを疑ったものはほぼ見当たらなかった。


「冷凍ぶどう」という微妙に正解の想像しづらいフレーバーのせいもあるだろうし、昨今はガリガリ君ナポリタン味のように、企業が積極的に暴投することもあり、消費者単独ではなかなか判断しづらい状況になってきている。

定番商品は売れなくなってきているし、新商品の開発コストに比して製品寿命はどんどん短くなってきており、企業側にも「売り逃げ」のインセンティブが高まってもいる。

構造的には、「食の安全」なんか崖っぷちよな。



小牧の某スーパーにまだ売ってた。フツー。





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